- カロリー制限をしてるのに痩せない
- 体重が減っても体脂肪が減らない
- カロリー制限しなくても痩せるのか知りたい!
ダイエットのやり方として根強い人気のカロリー制限。一日トータルで1000キロカロリーを下回る設定で食事をしている人も…
しかし、中には一日1000キロカロリーも食べてないのに痩せない人もいるんですよね。
これは代謝が落ちてしまっているサインです。
結論、1日1000キロカロリー以下の設定で食事することは過剰なダイエット法になります。
こんな方法を使わずとも王道の管理方法で体脂肪は落とせるのでそちらにシフトするべきだと私は考えます。
この記事では
- どういう人がカロリー制限をしても痩せないのか
- なぜ低カロリー食が過食を悪化させることにつながるのか
この2つを徹底解説します。
1日1000キロカロリー以下に抑えるような間違ったカロリー制限は過食を引き起こす原因にもなるので、しっかり正しい理論をお伝えします。
一日1000キロカロリーにすれば痩せる?
すごくシンプルな理論ですよね!
食べ過ぎれば太り、食べなければ痩せる。
わかりやすさが詰まった理論だとトメオも思います
筆者であるトメオは一日1300キロカロリー程度に抑えるカロリー制限を行ったことがあります。実際、体重はみるみる減っていき3ヶ月で−6キロ程度落とすことができました。
一日1000キロカロリー以下のカロリー制限はおすすめしない
トメオは過度なカロリー制限により過食症になってしまった過去があります。
詳しくは「【永久保存版】お菓子をやめる方法を元過食症の男がガチ解説」で語っていますが、過度なカロリー制限で体重が減ったのは最初だけ。
肝心の体脂肪率が現象したのか?というとNo。
つまり、中身(体脂肪)は何も変わってない
間違ったダイエットをしてしまっていました。
基礎代謝内にカロリーを抑えているから体脂肪が使われるわけではない
そもそも脂肪燃焼はどこでするのか?
脂肪は遊離脂肪酸となって筋肉で処理されます。
では、中性脂肪を遊離脂肪酸に分解するにはどうしたらいいのか?
アドレナリンホルモンが鍵。
副腎からアドレナリンがしっかり分泌される必要があります。
しかし、過度なカロリー制限を続けていると栄養不足やストレスから副腎が疲弊しまう可能性が。
副腎が正しく機能しなくなれば、アドレナリンを含めたホルモン分泌がうまくいかなくなる
結果、食べてないのに脂肪燃焼ができない状態に陥ります。
あわせて読みたい関連記事👉「【副腎疲労って何?】お菓子をやめるなら知っておきたい副腎のこと」
過度なカロリー制限で起こっていること
- エネルギー不足の進行
- 脱水による減量
- 臓器の機能低下
- 脂肪肝の悪化
一日1000キロカロリーを切るような食事では
体脂肪が燃えない状態を自分自身で進めてしまっているのです…
適度にカロリーをセーブすることは有効ですが、何でもやり過ぎは破滅を招くことを胸に刻みましょう。
一日1000キロカロリー以下の設定では脂肪肝が進行する…
いや、それでも体重は減っている!と言われる人もいますが、その時確認したいのが血液検査の数値。
特にAST・ALTの数値。
栄養療法の見方でAST、ALT(肝臓の数値)から脂肪肝を推察することができるんですよ。
脂肪肝は…一言で言うならフォアグラ…ですよね。
肝臓の周りに脂肪がたっぷり付いてしまった状態を脂肪肝と言います。
過度な低カロリーにした人は体重が減っていたとしても、遊離脂肪酸をエネルギーとして利用できず「脂肪肝」として肝臓に脂肪が蓄えられてしまいます。
これだと、ただ脂肪を蓄えた位置が中性脂肪から肝臓に移っただけであって決して脂肪が燃焼したわけではありません。
AST,ALTの数値が乖離しているのであれば、体脂肪はスムーズに代謝されてないかも。
- 数値だけ変動して中身は何も変わってない
- 逆に肝臓周りに脂肪がついてしまっている
血液検査を受けている方は是非、一度チェックしてみてください。
極端なカロリー制限では「貧血」を引き起こす
女性は特にこれも知っておく必要があります。
女性の場合、一日1000キロカロリー以下の設定では貧血を引き起こす危険も…
極端なカロリー制限をしていると血液を作る時に必要な栄養素がどうしても不足します。
- たんぱく質
- 鉄
- ビタミン12
- 亜鉛
- 葉酸
閉経前の女性であれば生理の度に平均して月30mg鉄を失うと言われていますよね。
さらに男女ともに毎日1mgの鉄は排泄されているので、失った分の鉄の補充は必須。
しかし、カロリー制限している状態で他の栄養素のことも考えながら「鉄・たんぱく質・ビタミンB12・葉酸・亜鉛」などの血液に関係する栄養素を充足させることは至難の技…
というよりもはや無理ゲーですね…
体脂肪が燃えなくなります。
さらには様々な体調不良・やる気の低下・抑鬱状態…など全身に影響を及ぼします…
たかが貧血、されど貧血です…
数キロ痩せたいがためにやるダイエットにしてはリスクが大きすぎますよね…
体調不調が続ている20代後半-30代以降の方には深く共感してもらえるかと思います。
10代の頃に作った貧血は20代へ、20代で改善しなかった貧血は30代へ…しつこく尾を引いていきます。
貧血による代謝の低下は絶対に理解しておいたほうがいいのでこちらの記事もどうぞ!
»お菓子をドカ食いしてしまう意外な理由と3つの対処法【貧血・鉄欠乏】
極端なカロリー制限は過食の引き金になる
さて、ここまで1日1000キロカロリーを下回るようなカロリー制限はするな!と口酸っぱくお伝えしたわけですが。
なぜトメオがここまで他人事にも関わらずお節介な記事を書くのかというと、「エネルギー不足」はどんどん体調を悪化させる元凶だからです。
私の実体験として極端なカロリー制限後に過食(摂食障害)になっています。栄養素を極端に遮断することで体がエネルギー不足を感じるようになってしまいました。
過度なカロリー制限
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慢性的な栄養不足
▼
粘膜が弱ったり、胃酸分泌が低下
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さらに栄養が取り込みにくい体へ
▼
過食悪化
体調が悪くなる王道のルートを辿り、過食を悪化させてしまいました。
あわせて読みたい関連記事👉「【専門家しか知らない】お菓子の過食をやめるには胃腸の健康が最重要」
当時の私は「胃腸の健康の重要性」に気がつくことができず、暴走する食欲を抑えるために低カロリー食品を活用したり、太ると言われていた糖質を制限したり間違ったことばかりをやった結果、4年もの間摂食障害で悩むことになります。
きっかけは「エネルギー不足」からです。過度なカロリー制限は痩せないどころか健康が壊れていくため本気でおすすめしません。
一日1000キロカロリー以下にしなくても体脂肪は燃やせる
一日1000キロカロリー以下にしたいと思っている人はスピード感を求めている傾向にあります。
通常のおすすめされる健康的ダイエットではスピード感がないため「一日1000キロカロリー以下」にするような極端なダイエットに走ってしまうのではないでしょうか。
恥ずかしながらトメオもそうでした…
しかし、健康的なダイエットで代謝を回しながらおこなうダイエットこそが実はちゃんと体脂肪が燃えてくれます。
体脂肪を燃やす食事とは?
トメオが意識している食事のポイントはこちら。
- 血糖値を上げ過ぎない
- 低血糖予防に力を入れる
- 胃腸の健康を高める食事をさせる
- たんぱく質の摂り方
脂肪燃焼を適度におこなうためにはこの4つは超重要。
この4つをクリアしながら食事管理をするとスムーズに体脂肪が落ちてくれます。
一日1000キロカロリーを下回るダイエット法はこの真逆をいってますね…
- 栄養不足で低血糖を予防できない
- たんぱく質・脂質不足で胃腸や臓器の健康が崩壊
- 糖質不足で代謝に影響
- ビタミン・ミネラル不足で体内のバランスが崩れる
過度にやりすぎると脂肪肝まっしぐらの食事法です。
ダイエットの基本は「代謝を回すこと」です。
過度なカロリー制限は「代謝が回らなくする」ので逆行していることに気がつく必要があります。
体脂肪を燃やすなら…
- 血糖値コントロール
- 胃腸のケア
まずここを考えるようにすることがオススメ!
その後
- たんぱく質の摂り方
を意識していくと無理することなく体脂肪を効率よく燃やせますよ。
あわせて読みたい関連記事👉【お菓子の食べ過ぎ】やめたい人が取り組むたんぱく質戦略
一日1000キロカロリー以下の食事は今すぐやめよう
いかがだったでしょうか。
カロリー制限して減っている大部分は「脱水」による体重変動です。
でもダイエットとは「体脂肪」を燃やすこと。
数値に振り回されて目的を見失うことのないように気を付けたいですね。
極端な低カロリーにするような方法を取らなくても効率よく脂肪を燃やす方法はあります。
すでにカロリー制限をしていてだんだんと過食が癖になっている…という人は一刻も早く対処しましょう。
改善のやり方はこちらの記事にすべてまとめています。
とかく、トメオも過剰なカロリー制限で体調を崩してしまった一人です…
過去のトメオも正しい選択はできてないですが、一人でも同じような人を出さないために発信しています。