- お菓子を食べ過ぎる癖が直らない
- 消化不良を起こしているような気がする
たんぱく質は重要!と一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?実はこのたんぱく質、お菓子がやめられないと悩む過食気味の方にとっても大切な栄養素です。
お菓子の食べ過ぎでご飯がお菓子に置き換わっているような人は「たんぱく質不足」の可能性が高い…
なぜならお菓子は基本的に糖質・脂質の組み合わせが多く、たんぱく質はほぼ含まれていないからです。
たんぱく質が不足することで…
- 爪が割れやすい・もしくは割れている
- 髪が痛んでいる
- 消化不良…
こんな影響が出てきます。
トメオもお菓子食べ過ぎの頃は爪も皮膚もボロボロ…逆流性食道炎にもなって辛かった…
過食がある人はしっかりそれに対応したタンパク質の取り入れ方が重要です。
お菓子をやめたい人はこの記事を読むことで「過食に対応したたんぱく質の摂り方」について学ぶことができます。過食がある人はいろんな方法を取り入れるのではなく「栄養を取り入れる順序」がとても大切。
正しい栄養の取り入れ方を知ることで「お菓子を無理なくやめられる」行動につながっていきます。
栄養には取り入れる順序がある!?
たんぱく質不足だからさっそく肉を食べよう!
そんな風に考えていませんか?
しかし栄養には取り入れる順序というものが存在します。
タンパク質が足りないからタンパク質を補う…
これは成功するパターンもあれば失敗することもあります。
なぜなら、タンパク質は消化吸収がとても難しい栄養素だから。
お菓子がやめられない人はまずは「消化・吸収」がちゃんと行える胃腸の状態に整えることが先決。
これがお菓子がやめられない人が最初に取り組むステップです。
たんぱく質摂取が体調悪化の原因に!?

冒頭でも説明したようにお菓子をやめたいけどやめられない人はタンパク質不足で「消化能力」も落ちている可能性が高いです。
たんぱく質は「高い消化能力」が求められるため、いきなり高用量のたんぱく質を入れたところで消化不良に終わる可能性が高い栄養素です…
さらにたんぱく質の未消化物が腸内環境を荒らす可能性もあるため、いきなり大量のタンパク質を取り入れる戦略は個人的にはおすすめしていません。
トメオも「タンパク質不足にはプロテインだ!」と意気揚々と購入しましたが、プロテイン摂取後のお腹の張りが強く最終的には下痢をしてしまう…という散々な結果に終わりました。
たんぱく質は必ず体に必要なもの。
しかし「取り入れる順序」が効果を最大化できるかどうかの分かれ目になると感じています。
消化不良がある人はまずは「【栄養療法がうまくいかない方へ】胃酸攻略が栄養を効かせるコツ」に書いてある内容を実践することをおすすめします。
たんぱく質の多い食材とは
さて、栄養摂取の順序がわかってたらステップに沿ってたんぱく質を取り入れていきましょう!
たんぱく質は「動物性食品・豆類」に多く含まれます。
動物性たんぱく質の王道 肉・魚・卵
動物性たんぱく質はなんといっても肉・魚・卵です。
動物性たんぱく質は吸収率もよき。
肉や魚・卵にはその他のビタミンやミネラルも豊富に含まれているので一日のうち数回は取り入れたい食材ですね。
植物性たんぱく質と言えば豆
植物性もたんぱく質量を稼ぐには優秀です。
納豆は発酵もしているため消化にも優しくビタミン類もたくさん摂取できます。大豆製品はほかにも豆腐・湯葉・枝豆などがあります。こちらは発酵していないため、「消化に負担をかける」ことや「甲状腺機能を低下させる」など諸説もろもろ言われていますが少量であれば私は問題ないと考えています。
どんなに体にいい食べ物でも食べ過ぎれば毒になるのはどの食材も同じ。
極端な食生活を避けていれば過剰摂取にはならないので安心してください。
過食の人はプロテインもうまく活用しよう
お菓子がやめらずに体調不良がある人は「調理」する気力もないかもしれません。私もそうでしたが、「体にいい食べ物」がわかったとしても自炊できるかどうかは別問題。
なんせ体調不良で気力がないわけですので自炊のハードルはめちゃくちゃ高かったです。結果、自炊もできずにイライラしてまたお菓子を買ってしまう…という負のループに入ってしまいました。
なので同じような境遇の方にはプロテインをはじめからおすすめしています。極力、調理の負担を減らして体質を改善していくことが過食の人には合っているのかなと思っています。
プロテインは大きく分けて「動物性プロテイン」と「植物性プロテイン」があります。
基本的には吸収率の良いとされる「動物性(ホエイ)プロテイン」をオススメしています。
アミノ酸も過食対策におすすめ
プロテインよりもさらに細かい状態になっているのがアミノ酸。吸収の面を考えると実はアミノ酸がNo1!胃腸に負担をかけることなく吸収させることができます。
私はよくお菓子をやめたい人の捕食をとして紹介しています。お菓子がやめられない背景には「低血糖」が潜んでいるケースが多い…
低血糖は「捕食」によって対策することができますが、アミノ酸も「捕食」として有効活用できます。消化吸収に負担がない分、即時的な効果も期待できるのがアミノ酸の良いところ。
- 普段の食事でたんぱく質の摂取
- プロテインで穴を埋め
- アミノ酸で後押ししていく
私はこの戦略で一気にタンパク質不足解消に向かうことができました。
「お菓子をやめたいけどやめられない人」が取り組む食事改善STEP1として「捕食」が重要と何度もお伝えしていますが、アミノ酸を仲間に加えてあげてもいいと思います。
たんぱく質消化のハードルはちょっと高め
たんぱく質を多く含んだ食材がわかったら「消化」についても理解を深めましょう。前述したとおり、たんぱく質は消化が難しい栄養素です。消化するには「胃酸」が必要ですが、お菓子の食べ過ぎをを繰り返している人は胃酸分泌がうまくありません。
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栄養は「消化」して「吸収」してようやく体内に入ります。体の中に取り込めないのであれば意味がありません。
お菓子中毒で日々、糖質メインの食事をしている人は「胃酸」の分泌が苦手です。このことを知らずにたんぱく質をたくさん入れても望んだ効果を得ることは難しい…

なので消化を促進する食べ物の摂取や消化酵素もうまく使ってほしいと思います。消化をサポートするアイテムを上手く活用することで栄養改善は早くなります。
たんぱく質の消化サポートアイテムについては別記事で詳しく解説しています。
≫【栄養療法がうまくいかない方へ】胃酸攻略が栄養を効かせるコツ
まとめ
お菓子をやめられない人向けの「たんぱく質戦略」についてお伝えしました。
やはり、お菓子中毒の人は「栄養を取り入れる順序」が大切だと日々感じています。私もこの「順序」を意識するようになってからが体調の変化もしっかり感じられるようになりました。
たんぱく質は必ず体に必要なものです。しかし、「順序」を守らずして多量摂取すると悪影響につながることも考慮して上手に付き合っていきましょう。