【栄養療法がうまくいかない方へ】胃酸攻略が栄養を効かせるコツ

  • 食べた後にお腹がゴロゴロする
  • 栄養を摂っているのに一向に体調が改善しない
  • 下痢や腹部膨満感が頻繁に起こる

食事改善の効果が感じられない人の多くは「消化」「吸収」「代謝」のどこかに問題が抱えています。

特にちゃんと「体にいいもの」を選んでいるのにも関わらず

  • 体調が改善していかない
  • 体型が変化しない

こういう人は初期の「消化」「吸収」の段階でうまくいってないことが考えられます。

体の中に食べ物が入っていって最初におこなうのは「消化」。

食べ物をドロドロに溶かしていく作業が栄養を体に取り込む第一歩と言えます。

この記事では栄養療法がうまく行かない原因。「消化不良」がおこっている人に向けて「栄養吸収のコツ」について解説します。なぜ栄養が効かないのとか理解することで、自分に必要な食の選択の幅を広げることができます。

消化不良でたんぱく質が吸収できない人

健康とは切っても切り離せない「たんぱく質」の話を最初にしたいと思います。たんぱく質が重要!とはどこでも言われていることなので、意識して食事に取り入れている人も多いのではないでしょうか?

人によっては「プロテイン」を活用してプロテインを摂取している人もいるかもしれません。

しかし、たんぱく質は「消化吸収が難しい」という問題があります。

タンパク質の吸収
たんぱく質は「胃酸」やその他の消化酵素によってバラバラに分解され「アミノ酸」という形になって小腸から吸収される。

しかし「胃酸」の分泌がうまくいってないと「たんぱく質」を分解することが困難になってしまうのです。

消化吸収が難しいタンパク質

過食の人は胸焼け防止で「胃酸抑制剤」を入れていることも

さらに過食を繰り返している人は「逆流性食道炎」になってしまうことも多い…

トメオも過食を繰り返していたころは逆流性食道炎でずっと胸が焼けたような痛みがあり、胸のムカムカが止まらず吐き気に襲われていました。

そうなると「逆流性食道炎」の症状を抑えるために胃酸抑制剤が入ったお薬を飲む人もいますよね?

そうすることで一時、症状は軽減できますが「胃酸抑制」するための薬ですので、さらに胃酸が出にくい状態になってしまうという悪循環…

お薬の切り上げ時を考えずに日常的に使ってしまうとどんどん「たんぱく質」が吸収できにくい体になってしまいます。

他にも少食を繰り返すことで胃酸の分泌が下がってしまう例もあったりします。

  • 痩せたい
  • 体重を減らしたい
  • 特定の部位を細くしたい

そう思うと少食はついついやりがち…

ですが、少食を繰り返すことは「消化能力を下げる可能性がある」ということは覚えておく必要がありますね。

この話は別記事にて詳しく図解で解説しています。
【専門家しか知らない】お菓子の過食をやめるには胃腸の健康が最重要

消化不良の改善を助けるアイテムを活用する

このことからもお菓子の過食を繰り返してしまう人は「消化能力」自体低下していることが考えられます。

栄養を入れても効きにくいとなると、お手上げ状態になりやすい…

トメオも「消化不良」を抱える人の栄養指導が一番難しい…と感じています。

なので「消化能力」が低下しているのがはじめからわかっているのであれば「消化サポート」のアイテムをうまく活用することがおすすめです。

トメオがオススメする消化サポートアイテム
  • 梅干
  • パイナップル
  • 大根おろし
  • アップルサイダービネガー
  • 消化酵素サプリ

一人でできないことは無理せず、サポートアイテムの力をしっかり借りましょう!

消化サポートにおすすめアイテム 梅干し 

たんぱく質の消化吸収を助ける梅干

食材の力を借りることがまずは取り組みやすいですね。中でも鉄板のアイテムとして「梅干し」はかなりおすすめです。

梅干しに含まれる「酸」は胃酸の分泌を高め消化を徹底サポートしてくれる。

トメオもばぁちゃんから梅干はカラダにいいよぉ!って習ったなぁ…

トメオも逆流性食道炎がひどい時は梅干しを取り入れていましたが、継続していく中で胸焼けがだんだんと治まっていきました。

ミネラルの補給にもなる梅干…外せません!

消化酵素の代表格 パイナップル

たんぱく質の消化吸収を助けるパイナップル

こちらも昔から食事のお供に良いとされているパイナップル。

パイナップルとお肉を一緒に調理すると「肉が柔らかくなる」といいますが、これも消化酵素の力です。

毎日取り入れなくても季節によっては活用したい食品!

大根おろし

たんぱく質の消化吸収を助ける大根おろし

大根おろしも魚の付け合せとして定番ですが、消化サポートにもってこいの食材です。

魚やお肉とも相性が良い食材ですよね。

おろしポン酢で頂く料理はトメオも大好き…

胃腸の調子が悪い人は是非付け合わせに添えてほしい消化サポートアイテムです。

食前のお供に アップルサイダービネガー

たんぱく質の消化吸収を高めるリンゴ酢

梅干しや大根おろしが手元にないときに活用したいのが「アップルサイダービネガー」

アップルサイダービネガーとは
リンゴ酢のことを指します。紀元前400年頃には”医学の祖”として有名なギリシャの医師、ヒポクラテスが治療に使っていた…という文献もあるようです。

食前に摂取することで胃酸の分泌をサポートしてくれます。

酢の物に入れても食事全体の消化をサポートしてくれるのでとてもおすすめです。

消化酵素サプリ

場合によってはサプリメントを取り入れるのもありだと思います。「消化酵素サプリ」と呼ばれるものがあります。これらを摂取しても消化をサポートしてくれるので、胃酸が明らかに出てないと考えられる人は最初から活用してもいいと思います。

消化酵素サプリはアイハーブという海外のサイトからいいものが買えます。

母親にも使ってもらっている消化酵素サプリ

私の母はもう少しで70歳になりますが、この年齢になると消化能力はどうしても下がりやすいです。母は過食ではないので、過食症の人とは状況が違いますが加齢に伴いたんぱく質の消化吸収能力が低下しているという点は同じです。

血液検査のデータを見ても案の定「たんぱく質不足」のデータが出ていましたので「プロテイン」+「消化酵素」を生活にプラスして改善するかを観察しています。

もちら進展がありましたら経過を追記で記入していきたいと思います。

まとめ

栄養は摂ってからがスタートです。「消化」「吸収」のことを考えて食事をしていくことで栄養療法の高い効果を感じることができます。

過食にお悩みの方は「胃腸のトラブル」が潜んでいる可能性が高いです。

栄養を効かせるための補助アイテムもうまく活用しながら体質改善に取り組むことがコツですね。

たんぱく質の消化吸収能力を改善しながら良質なたんぱく質も入れていきましょう。

【お菓子の食べ過ぎ】やめたい人が取り組むたんぱく質戦略」にたんぱく質戦略はまとめていますのでこちらも合わせて読んでみてください!