- 夕食後にどうしてもお菓子が食べたくなる
- 体によくないことはわかっているけどやめられない…
- 望んでないのに癖で食べてしまう…
夕食後のお菓子がやめられない…とお悩みの方がいますが、その背景には「普段の食事が整っていない」ことがあげられます。
普段の食事が整っていないと体は満たされずにすぐにお腹が空いてしまいます。
私もどうしてもお菓子がやめられずに過食症になってしまった一人なので、食べてしまう人の気持ちわかります…
夕食後のお菓子…とだけ聞くと小さな問題のように感じますが、私みたいに食欲を拗らせて大きな問題に発展する可能性も…
小さな問題と捉えず、早めに過食予防をしておくことが大切だと実体験から思います…
この記事では元摂食障害者の私が夕食後のお菓子をやめるために取り入れた方法を公開。
具体的な改善方法を解説しています。
夕食後のお菓子がやめられないのは栄養不足
本来であれば夕ご飯を食べた後であればそこまでエネルギーを必要としません。食事後である程度お腹が満たされているはずです。
それなのにお菓子が食べたくなってしまうのは「慢性的な栄養不足」が潜んでいる可能性があります。
過去の私もそうでしたが、しっかり食べたはずなのに無性にお菓子(特に私は甘い系)が食べたくなってしまう…
だから冷蔵庫には常にアイスクリームを常備して毎日のように食後の間食を楽しんでいました。
栄養不足で体が常に冷えていた
そんな私ですが、常に手足が冷えていました。食後は特に手足が冷たくなり、冷や汗も出てきます。明らかに今思えばエネルギー不足だったと思います。
同時に機能性低血糖も起こっていたと推察できます。
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しかし、当時の私はそれに気が付くことができずにお菓子がとめられなくなり体調を崩してしまいます。
この根本の原因はやはり「普段の食事」が整っていなかったから。
栄養不足がある以上、代謝がちゃんと回るはずもなかったのです。
夕食後のお菓子がやめられないと悩んでいる人たちは当時の私と重なるものが多くあります。ついつい、やめられないとなると低カロリーなおやつや太らないものを探そうとしますがこれでは根本の解決につながりません。
むしろ過度な低カロリーの設定では過食を悪化させます。
≪【危険信号】一日1000キロカロリーしか食べてないのに痩せないわけ
夕食後のお菓子をやめるには栄養を満たすこと
根本からお菓子を断つにはしっかり栄養を満たしてあげること。
特に過食気味の人は
- 高糖質の食事
- 低たんぱく質
- 質の悪い脂質の大量摂取
- ビタミン・ミネラル不足
- 食物繊維不足
このようにいつくも栄養の問題が重なってしまっています。
これを改善するには夕食だけでなく、朝・昼も食事を充実させてあげること必要…
栄養を効率よく満たす食材をしっかり食べることがオススメです。
過食を改善する「まごわやさしい食」
栄養の底上げには「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食を使いましょう。
- 豆
- ごま
- わかめ
- やさい
- 魚
- しいたけ(キノコ類)
- イモ
この食材たちを中心に食べておけば栄養の不足を防ぐことができると言われています。
個人的な感想ですが、夕食後のお菓子に歯止めが効かない人は「海藻」「きのこ類」が特に不足していることが多い…
夕食後のお菓子がやめられない…と悩んでいる人は満腹中枢がバグっている可能性もあるので、意識して食材を摂取しましょう。
栄養の宝庫 豆
豆は「大地の畑」から取れる栄養満点の食材です。栄養成分はこちら。
たんぱく質・脂質・ビタミンをしっかり含んでいます。
ごま
ビタミンやミネラルが豊富。
わかめ・海藻類
海藻類はなんといっても「マグネシウム」が豊富ですね!分子栄養学でも大人気のマグネシウム。やはり体質改善には欠かせません。
野菜類全般
ビタミンや食物繊維が豊富。
魚類
良質なたんぱく質と脂質・ビタミンを含んだ海の幸。
しいたけなどのきのこ類
きのこにはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。
イモ類
複合炭水化物と呼ばれる「良質な炭水化物」の食材。糖質をメインとしてビタミンや食物繊維も豊富な食べ物です。
和食+αで食べたほうがいいもの
ここまで「ま・ご・わ・や・さ・し・い食」の素晴らしさについて解説してきました。私も昔は野菜をそんなに好んで食べませんでしたが「菜食」をしっかり取り入れてから体の冷えがなくなりました。
エネルギー不足が解消されることで暴走していた食欲も徐々に改善され、数年かかりましたがお菓子を完全に断つことができるようになりました。
「まごわやさしい食」も効果の高い栄養療法になりますが、ここではさらににプラスして取り入れたほうがいいものも紹介します。
肉は高栄養食
肉は栄養の宝庫です。
たんぱく質・ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。魚と併用しながら毎日の食事に取り入れていきたい食材になります。
お菓子がやめられない人は背景に「タンパク質不足」が潜んでいることが多いので「肉・魚」の摂取は欠かせません。
注意点として「加工肉」と言われるようなお肉に関しては添加物の問題もあったりするので個人的には推奨していません。たまに食べる分には影響はないと思いますが、毎日のメイン食材として扱うことは避けたいです。
米はエネルギーの基本
炭水化物は「お米」を中心に摂取することが理想的だと考えます。
お菓子にも糖質がたっぷり含まれますが、お菓子に含まれる糖質は「ショ糖」と呼ばれるものがメイン。
ショ糖は脂肪になりやすい性質がありあますが、米はブドウ糖メインで構成されていて、肝臓や筋肉にも速やかなストックすることができる。
私はお菓子がやめられない…と相談を受けた時は真っ先に「糖質の見直し」を一緒に行います。
それくらいお菓子の過食を改善するときにも重要な栄養素なんですよね。
炭水化物をあえてとらない「糖質制限ダイエット」と呼ばれるものもありますが、健康を考えたときにずっと糖質を抜き続けることはおすすめできません。
「過食」に悩む人が糖質を抜いてしまうと「エネルギー不足」から食欲の暴走につながってしまうリスクがあります。
あわせて読みたい関連記事👉【過食】お菓子をやめたいなら絶対に糖質制限をしてはいけない理由
糖質制限でうまくいく人もいますが、そういう人は体内の環境が整っていて糖質を必要としない代謝回路がちゃんと回っている人たちです。
お菓子がやめられないような「過食」の人は代謝の過程で問題を起こしていることが多いので糖質はちゃんと摂取することがうまく改善に向かいます。
主食のベースをお米にして良質な炭水化物をしっかり摂取しましょう。
魚介類はたんぱく質の宝庫
魚以外の海鮮類も非常におすすめです。
イカ・タコ・貝類・エビは高タンパク・低脂質な食材。
お菓子をやめたいと思っている人は「最終的には痩せたい」と思っている人も多いです。そんなときに脂質を適度に抑えてくれる海鮮類はかなり重宝するはずです。
まとめ
夕食後のお菓子がやめられない理由は「栄養不足」が潜んでいます。ちゃんと体を栄養素で満たしてあげればお菓子は自然と必要なくなりますし、嗜好品としてたまに楽しむくらいでよくなっていきます。
お菓子がやめられないと悩んでいる人は一度食事内容を見直してみましょう。そして変なダイエット方法をやめることも重要です。
すでに過食がある人が「カロリー制限」や「糖質制限」したりすると悪化してしまう原因になります。足元から見直して基本の食事に立ち返っていくほうがよっぽど早く改善につながっていきます。