- お菓子を口にするとドカ食いしてしまう…
- ちょっとだけと思っても止めることができない…
- ドカ食いを止める方法を知りたい!
お菓子のドカ食いがやめられない人の背景に「貧血・鉄欠乏」が隠れていることがあります。
貧血は万病の元。
食欲が抑制できないだけではなく、代謝は阻害され体脂肪は燃えにくくなります。
一見お菓子のドカ食いと全く関係ないように思えますが、貧血とドカ食いは関係が根深いです。
この記事ではなぜ「貧血・鉄欠乏」がお菓子のドカ食いと関係しているのか。そしてどうすれば改善に向かっていくのかを解説します。
記事を読むことで制御不能のお菓子への欲求をコントロールできるヒントを得ることができます。
過食が止まらない原因はエネルギー不足
貧血=エネルギー不足の状態って知ってますか?
貧血は全身への酸素の供給を滞らせるので、エネルギー不足を招きます。
全身への酸素供給が滞るとどうなるのか。
エネルギー不足のため代謝低下を引き起こし、慢性疲労へ繋がります。
だから、エネルギー不足だと脳が感じたら強烈な食欲を出させるんですよね…
お菓子をドカ食いしてしましまう理由がここに詰まっています。
エネルギー不足なので食欲が暴走しても何ら不思議ではありません。
さらにお菓子のドカ食いを繰り返していると「ビタミン・ミネラル」が不足…
胃腸の機能低下にもつながっていくのでさらに食欲の制御が難しくなります。
あわせて読みたい関連記事👉【専門家しか知らない】お菓子の過食をやめるには胃腸の健康が最重要
たんぱく質や鉄の不足で貧血や鉄欠乏が悪化する
女性は月経時に平均30mgの鉄を失うと言われています。
さらに人間は男女問わず毎日1mgの鉄を体外に出す…
そのため閉経前の女性はかなり貧血になりやすい状態にあります。
女性の方はそもそもの背景が貧血になりやすい…
このことは絶対に知っておいたほうがいい事実です
隠れ貧血も注意!
また、厄介なのが「フェリチン値」が減少した隠れ貧血…というもの。
このフェリチンの減少…
何がヤバいかっていうと、貧血の一歩手前の状態なので貧血と同じような不調が体に現れます。
- 集中力の低下
- フラフラする
- 代謝の低下
- 氷が食べたくなる
- すぐにあざができる
などなど…
ダイエットしている人は脂肪燃焼能力も低下してしまうので本当に厄介です…
「フェリチン」は血液の貯金。
フェリチンが0に近い状態は「ほぼ貯金がゼロ」
貯金がほぼなくても生活は可能だと思いますが…
何か突然の出費を迫られるば場面が来ると途端に苦しくなりますよね。
フェリチンが枯渇
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貯金が0
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お財布の中のお金を使いだす(ヘモグロビン)
▼
ヘモグロビンが枯渇
▼
貧血
▼
酸欠・エネルギー不足
▼
食欲増進・体脂肪燃焼をストップ
貧血…ヤバいです。
貧血や鉄欠乏がある人はまずそっちを何とかすることから。
貧血・隠れ貧血はうつ病やメンタルにも影響を与えるので、お悩みの方は一度理解を深めることをおすすめします。
貧血・鉄欠乏の3つの対処法
貧血・鉄欠乏がなぜお菓子のドカ食いの原因になってしまうのか…わかったところで改善方法もお伝えします。
- 鉄・たんぱく質の摂取
- ビタミンB12
- 亜鉛
これらの栄養素を攻略することが貧血改善で重要。
この3つの栄養は特に血液の造血に関わる栄養素です。
どれかをたくさん摂ればいいのではなく、どれもまんべんなくとる必要があります。
一つ一つ見ていきましょう。
鉄とたんぱく質を摂取しよう
貧血といえばレバー!というイメージが強いですが「鉄」と「たんぱく質」どちらも意識して取る必要があります。なぜならヘモグロビンの材料は「鉄とたんぱく質」だからです。
貧血・もしくは鉄欠乏…ということはヘモグロビンを補充したいわけですよね?
- ヘム(鉄)
- グロビン(たんぱく質)
がくっついたもの。
鉄・たんぱく質を一緒に満たしてあげることが重要です。
たんぱく質と鉄が同時に摂れる
- 肉
- 魚
- 卵
このような動物性食品を中心に食べることが効率が良いです。
非ヘム鉄が多いとされる
- ほうれん草
- 小松菜
- ひじき
- 大豆
これらの食材も吸収率の観点で言うと、ヘム鉄には劣りますが、別の栄養素も摂れるのでオススメです。
なんども言うように、栄養は単体では働きません。
体内でセットで働くことが多い。
いろんな食材から摂取することが、過不足をなくすためにも望ましいとトメオは考えてるよ
お菓子のドカ食いが止まらない人が取り組むたんぱく質の摂取の仕方は別記事に詳しくまとめています。
こちらの記事もたんぱく質吸収の理解を深めるために重要なことを書いています。
お菓子のドカ食いをやめられない人は必読です!
ビタミンB12を摂取する
ビタミンB12は貧血や鉄欠乏の改善で重要なビタミン。
実はビタミンB12が不足・うまく吸収できてないと貧血の改善はスムーズにいきません。
ビタミンB12は動物性の食品に多く含まれています。
お肉を食べないビーガンの方も欠乏しやすい栄養素。
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ビタミンB12は赤血球のサイズを調整する役割をもっています。
赤血球は大きすぎても小さすぎてもダメ…
適切な大きさだからこそ効率よく酸素を全身に運搬してくれます。
しかし、ビタミンB12が不足すると巨赤芽球性貧血という貧血を引き起こします。
ビタミンB12不足で赤血球が大きくなってしまい血流障害を引き起こすタイプの貧血。赤血球が大きすぎて血管内をうまく流れなくなっちゃうんですね…
トメオのビーガンの友達はまさにこれ!ちゃんと鉄剤飲んでるのにフラフラになってた…
貧血や鉄欠乏がなかなか改善しないという方は見直したい栄養素の一つです。
亜鉛
亜鉛もビタミンB12同様、不足することで「亜鉛欠乏型の貧血」を引き起こします。
亜鉛はもともと吸収しにくミネラルとして有名です。
そのくせいろんな代謝に関わっているから不足すると厄介…
食材から取り入れることも大事ですが、吸収を促すような「食べ合わせ」も意識して摂取していきたい栄養素ですね。
亜鉛の吸収率を上げるのはビタミンC
ミネラルを吸収するときに必要なキレートを促してくれるため亜鉛の吸収率を上げてくれる。
お菓子のドカ食い解消には血糖値対策も重要
貧血・鉄欠乏の予防と同時にケアしておきたいのが低血糖。
貧血に合わさって低血糖も慢性化しているとダブルで体がしんどい…
過食・ドカ食いの改善で大事なのは一つずつ余計なものを取り外す作業。
背負ってしまっている症状を背中から降ろしていくことで症状が改善していきます。
貧血と低血糖でダブルパンチにならないようにしっかりケアしていきましょう。
過食の人のための低血糖予防はこちらの記事にまとめています。
≪【機能性低血糖】お菓子を食べると食欲がバグる理由と対処法
まとめ
ドカ食いがやめられないという人は貧血・鉄欠乏の改善は必須です。
ドカ食いが起こるのは生理的反応も必ず絡んでいる。
無理やり抑え込もうとしても余計に過食を悪化させる可能性があるので対処法には注意が必要です。
間違ってもカロリー制限をして栄養を欠乏させないこと。
このブログで何度もお伝えしていますが、ドカ食いをしてしまう人は気をつけてください。
何日で〇〇kg痩せたー!というSNSの減量情報に振り回されないことも大切です。
痩せたと言ってもちゃんと「体脂肪」が減ったのか。
こは常に考えるようにしてみると情報の選別もうまくなっていきますよ。
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