【過食】お菓子をやめたいなら絶対に糖質制限をしてはいけない理由

お菓子がやめられない人は糖質制限をするな糖質を制限すれば痩せる…そう言われて爆発的に糖質制限が流行した年がありました。私がちょうど過食症になってしまった時期です。たまたま見つけたブログで糖質制限が紹介されていてすごく効果がある!と書かれていたことを鵜呑みにしてマネをしてしまった結果、過食を悪化させてしまうというなんとも情けない結果になってしまった辛い過去があります。

糖質制限が流行した早数年が経ちましたが、未だに意見が分かれており議論が対立している方法論でもあります。

しかし、私は「過食」に悩む人たちに向けて発信をしているので、その視点で言えば糖質制限はおススメできません。お菓子がやめられない人が糖質を制限してしまうと過食の悪化に繋がる可能性があることに警鐘を鳴らしています。

この記事ではなぜ糖質制限がお菓子をやめられない・やめたい人にとって相性が悪いのか徹底解説します。

お菓子がやめられ人は「栄養不足」

まずお菓子がやめられな人の背景を考えてみると「栄養不足」が考えられます。必要な栄養素が足りてないから体は次なる食事を欲します。またお菓子に含まれる白砂糖は中毒性が強いことからも負のループでお菓子が食べたくなってしまいます。

まずやるべきことは必要な栄養素をカラダに満たしてあげること。

理論ばかり先行して「糖質を抜けば痩せる」と言葉に引っ張られると、ついつい楽そうな選択をしてしまいますが普段から栄養不足の人が脂肪を効率よく燃焼できるわけがありません。

偉そうに書いている私もそんなことは考えもせず、魅力的な言葉を鵜吞みにして糖質制限を実施してしまいました。

糖質はカラダを動かす燃料の要となる栄養素です。普段からエネルギー不足の人が糖質を抜くと…どうなるかはなんとなく想像がつくと思います…

あわせて読みたい関連記事👉【夕食後のお菓子がやめられない】それ栄養不足が原因です

糖質制限はカラダに悪いのか?

この話になると

  • いや、糖質を抜いたけどちゃんと痩せた
  • 糖質抜いているけど調子がいいんだけど?

と反対意見が出ることもしばしばです。

私は「糖質制限」を真っ向から否定しているわけではありません。糖質を抜いたとしても脂質やたんぱく質をエネルギーとして使用できる「ケトン体回路」があることも知っています。しかし何度も言うように「背景」が栄養療法にとっては重要なんです。

背景ってなんなの?って人はこちらの記事でわかりやすく解説しています。
食事療法の「背景」って何?栄養のプロが初心者にわかりやすく解説

記載した通りお菓子をやめられない人の健康状態は好ましくありません。何かしたら代謝のエラーが体の中で起こっています。そこに対して一番スピーディにエネルギー補給ができる糖質を抜くことは相性が悪いと考えています。

私的な感想ではありますが、私自身糖質を抜いたことで「糖への欲求」を抑えられなくなってしまいました。エネルギー不足が進行すると糖質が欲しくてたまらなくなり、ちょっとストレスをきっかけに爆発してしまってました。

糖質制限をおこなって調子がいい人はちゃんとたんぱく質や脂質をエネルギーにする「ケトン体回路」が回っている人たちです。こういう人が糖質制限をすることで「ケトン代謝」の恩恵を得られることはあるので、糖質制限をできる体内環境にあるのか否か、ここが重要だと思っています。

糖質制限ではなく糖質の管理をしよう

元過食症の私がオススメしたいのが、「糖質制限」ではなく「糖質管理」です。私もそうでしたが、お菓子がやめられない人の思考は結構極端なものになってしまっています。

  • 〇〇を抜けば…
  • 〇〇を食べれば…
  • 断食してみたら…

など極端な思考に走りやすいと感じています。

これはやはり急激に崩れていく体型に羞恥心があったり、食べてしまったものをなんとか帳消しにしたい…という心理が働いているからだと実体験から思います。

「バランスよく食べましょう」

これは小学校から言われていることもであり、皆さんわかっていることだと思います。ですが、「即効性」がないので「方法論」に走りがちです。

ですが、もう一回立ち止まって冷静に考えてみてほしいです。「糖質」はもっともスピーディにエネルギーに変わる栄養素です。重要なエネルギー源なので筋肉や肝臓にストックできます。巷で言われる「糖質は太る」という言葉は大量摂取して肝臓から溢れ出した場合の話です。

つまり「肝臓から過剰に溢れ出さない」摂取量であれば太ることはありません。

重要なのは「糖質制限」ではなく「糖質の管理」です。

お菓子がやめられない人が取り組むべき食事法

お菓子がやめられない…とお悩みであれば糖質をメインにしたバランス食がオススメです。お菓子がやめられない背景にはストレスや栄養不足が潜んでいる可能性大です。

まずは必要なたんぱく質やビタミン・ミネラルの補給、そして「消化吸収」を考えた食事の組み合わせです。
あわせて読みたい関連記事👉【専門家しか知らない】お菓子の過食をやめるには胃腸の健康が最重要

お菓子がやめられない人は「基本の食事」に立ち返って栄養を補給することからはじめていきましょう。

過食の人のための食事改善のSTEPは別記事に保存版としてまとめています。
【永久保存版】お菓子をやめる方法を元過食症の男がガチ解説

まとめ

糖質制限は決して悪い方法だとは思いません。ただ過食の人の背景を考えたときに糖質は抜くべきではないと私は思います。元過食症の私も糖質との付き合い方がうまくなってからは変にお菓子を過食することがなくなりました。

「制限」するのではなく「管理」する。

糖質へのイメージを書き換えて食事改善をしてほしいと思います。