【図解で学ぶ】知っておきたいトランス脂肪酸の害と脳に与える影響

知っておきたいトランス脂肪酸の害と脳に与える影響
takumi
この記事は「大人のための1から学ぶ食育講座〜basic〜より一部を抜粋しています!

 

こんにちは!分子栄養学の専門家・城本拓実です

 

今日は油の話

 

中でも人工油脂として有名なマーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸について取り上げてみようと思います

 

トランス脂肪酸については最近、いろんな書籍の中でも取り上げられていますし、結構知っている人も増えてきた印象があります

 

ただ、日本の表記の問題で、名前を変えて食べ物の中に入っていることがあり、知らないうちにトランス脂肪酸を摂取してしまっていた…というのもよくある話です

 

トランス脂肪酸に対する知識を身につけることは、自身の健康を守ることに繋がりますよ

 

それでは行きましょう!

そもそもトランス脂肪酸ってなんだっけ?

たけぞう
トランス脂肪酸って名前は聞いたことあるけど、実はあまりどんなものか理解できてないから教えて!

takumi
トランス脂肪酸とは、「脂肪酸」と名前がついているように油の1種だよ!

油は常に酸化のリスクがあるけど、トランス脂肪酸は本当は固まらない植物油に「水素」を添加したことによって作らだした安定した油のことです

トランス脂肪酸の発明により、多くの食品産業が酸化のリスクを低減できることにより、こりゃ画期的だ!って思ったんですよね!

実際、トランス脂肪酸の発明により、お菓子の製造パフォーマンスも劇的に向上した、と言われています

 

 

たけぞう
ほうほう、これを聞いているとトランス脂肪酸っていい油のように聞こえるが…

takumi
トランス脂肪酸によっていつでもサクサクのクッキーが食べられるようにったのは画期的だよね!

でも、当時はトランス脂肪酸の害がわからなかったんだ…

ぶっちゃけ、油が体に必要だと言われはじめたのもまだ10年経ってないくらい最近の話…

トランス脂肪酸の摂取による害はまだまだ軽視されていたんだよね…

 

人間の体の構成を考えたときに、正直トランス脂肪酸は良いように働きません

トランス脂肪酸の摂取によって引き起こされる疾患も多くあります

 

まずはそういう「油」だと認識してください

トランス脂肪酸を含んだ食べ物

トランス脂肪酸を含んだ食べ物はこんなものがあります👇

トランス脂肪酸を含む食べ物jpg

 

トランス脂肪酸は実はお肉にも微量に含まれているます。

いわゆる天然のトランス脂肪酸です。

 

しかしここで取り上げるトランス脂肪酸は人間が作り出した人工的な脂質(マーガリンやファットスプレッド、植物油脂)などを指します。

 

トランス脂肪酸が含まれる食べ物の代表格はやはりお菓子です

あとは冷凍食品とかファストフード店やコンビニの揚げ物とかですね

 

たけぞう
むむむ、コンビニの揚げ物系が大好きなんだが…トランス脂肪酸いっぱいなのね…

 

お菓子なんて日常的に食べている人もいると思います

 

トランス脂肪酸の危険なところは、「危険っぽくない」ところだと僕は思います

 

普通にみんなお菓子食べるじゃないですか?

夏になったらアイス食べますよね?

ファストフードも買い物しやすくないですか?

 

トランス脂肪酸は日本の生活に完全に馴染んでいます

 

だから、みんな食べてるし、別に取り扱い注意もない

 

だから、危険っぽくないんですよ

 

これがトランス脂肪酸の一番危険なところだと僕は思います

 

takumi
ドラッグとかはいかにも危険そうで、「絶対ダメ」というイメージがあると思う。

タバコにしても吸っている人も、体に悪いことはわかっているし、それを承知の上で吸っている。

トランス脂肪酸は危険だけど、認識がない分、大人が子供に平気で与えるし、摂っていることに危険性を感じない…

 

日本の近年の食文化に根付いてしまっている大人こそ、トランス脂肪酸について学んでいくことが大切です

トランス脂肪酸を学ぶ前に知っておきたい体のこと

トランス脂肪酸を学ぶ前に知っておいてほしい体の知識があります

人間は60兆個の細胞で出来ています

トランス脂肪酸の害

数え切れないほどの無数の細胞が集まって僕たちの体は作られています

細胞の中には

  • ゴルジ体
  • ミトコンドリア
  • 小胞体

 

などがあり、それぞれ各役割を持っていて人間の生命維持に貢献しています

 

細胞がいかに凄いかが何となくおわかり頂けるかと思いますが、その細胞の周りを囲んでいるのが「細胞膜」です

トランス脂肪酸の害と影響

細胞膜は細胞の周りに隔てられた膜のことで、細胞の中に通すべき物質かどうかを判断したり、体の中に炎症があると、即座に働きかけることを行っています

 

この細胞膜の原料はというと、油です

 

つまり、人間は脂質を体内で作り出すことができないので、外からどういう脂質取り入れるかによって細胞膜のどういう細胞膜ができるのかが決まるってことです

細胞膜を構成する脂質

では、どういう脂質によって細胞膜は形成されるのか、という話ですが基本的にこの2つ👇

  • オメガ6
  • オメガ3

 

 

主にこれらの脂質によって細胞膜は構成されますが、現代人の特徴として「オメガ6過多」が挙げられます

 

オメガ6は細胞を適度な硬さに保つために必要であり、適度に炎症を起こし全身に異常のある場所を知らせる役割があります

 

しかし、オメガ3が不足してオメガ6系が過多の状態だと、細胞膜はドンドン固くなり、機能性を失います

オメガ3とオメガ6の割合 食べ物

 

たけぞう
オメガ3は最近良く効く健康油脂だよな…

これだけ注目を浴びているブームの油なのにどうしてオメガ6過多なんだ?

 

takumi
オメガ3は基本的に食事からの摂取が難しい栄養素なんだ

食品の中でも入ってるものが限定されていて、そもそも不足しやすい傾向にある

ちなみにオメガ6とオメガ3系が入っている食べ物はこれ👇

 

 

オメガ6 オメガ3 食べ物

 

オメガ3系を摂るなら流行りのフラックスオイル系を摂るか魚がメインの摂取源になるんだけど、オメガ3の特徴として加熱料理には弱く、しっかりと量を確保することは難しい…

 

理想的なオメガ3とオメガ6の比率は

1︙4

と言われているけど

 

実際、現代人は

1:10とかそれ以上になっている場合があります

オメガ3とオメガ6 脂質 油

 

これはこれで問題ですが、まだ食事内容を変えたり、オメガ6系の油を使わないようにするなどすれば、オメガ6の割合を下げることができます

 

しかし、さらに問題なのがトランス脂肪酸です

 

トランス脂肪酸は細胞膜の中に食い込み、良いように働きません

 

トランス脂肪酸を摂取することによって、細胞膜の状態は固くなり、機能性を失ってしまうことがトランス脂肪酸を摂取する害として、問題になっています

トランス脂肪酸の害 

細胞膜が固くなるとどうなるの?

細胞膜が固くなると、膜の流動性を失うことになります

上記のイラストで例として挙げていますが、油に比率の偏りは体を固くすることと同じような感じになります

 

ほら、アスリートも適度に筋肉は付いていて、且つ柔軟性も高い、そんな体をしていますよね?

 

メジャーリーグで活躍している大谷くんやイチロー選手なんかもそうですよね!

 

強靭な肉体を持ちつつ、柔軟性も高いからあれだけのパフォーマンスが発揮できる…

 

つまり、細胞膜も筋肉と同じで硬すぎても柔らかすぎてもだめ…ということです

 

ただ、説明してきた通り、現代人で柔らかすぎ、というのは稀です

 

トランス脂肪酸の害は、さらに細胞膜の状態に影響を与えます

 

トランス脂肪酸は全身炎症を高める

トランス脂肪酸の害や摂取リスクとして知っておきたいのは全身の炎症を高める、ということです

 

トランス脂肪酸は細胞膜に入り込み、膜の構造を変えてしまいます

 

トランス脂肪酸の摂取が多いと油の性質上、全身に炎症を起こすことに…

 

トランス脂肪酸の害は全身の慢性炎症を引き起こすことも問題ですね

たけぞう
全身に炎症が起こるとどうなるの?
takumi
全身の慢性炎症って言うのは、小さな火事が全身で起きている状態…

火事を消すには当然、消防隊を出動させる必要があり、知らず知らずのうちに体の中では大変なことに…

 

たけぞう
慢性炎症…怖いな…

 

takumi
説明してきたようにトランス脂肪酸を含んだ食べ物はたくさんあるから、毎日少しづつ摂取している場合もあるんだよね…

そうなると、日々体の中で小さな火事が起きていることになる

飛び火して火が拡大したら、もう手がつけられない大火事にもなる

 

だからこそ、脂質の摂り方には気をつける必要があるんです

 

オメガ3を一生懸命摂っていて、火を消火していても、火事の元となるトランス脂肪酸を摂取しているようでは、火や消せないです

 

流行りものを摂り入れる食生活もいいとは思いますが、正しく栄養素を効かせるには、「何を食べないか」という選択も重要です

 

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海外のトランス脂肪酸の害への取り組み

いろいろ危険視されているトランス脂肪酸ですが、海外ではどんな取り組みをされているのか、少しここについても見ていきましょう

 

結論いいますと、日本より海外の方がトランス脂肪酸への取り組みはずっと厳しいです

 

隣国である韓国もトランス脂肪酸の規制はかけていますし、アメリカさえもトランス脂肪酸の規制に乗り出しています!

 

これだけいろんな国がトランス脂肪酸に対して危険視しているし、リスクを認識して実際に規制する動きを見せている中、日本は平然を使用を許可しています

 

基準摂取量を超えない限り安全、と政府は発表していますが、実際にいろんな害が出てていていることには目を瞑っています

 

結局のところ、食事を選択するのは自分自身ですし、こういうブログなり栄養学や食べ物の勉強会に参加するなどして、自分自身で身を守っていかないと取り返しがつかないことになりますよ

トランス脂肪酸が脳に与える影響

トランス脂肪酸 脳に与える影響と害

魚を食べると頭が良くなる、と聞いたことはないでしょうか?

これは魚に含まれるオメガ3(DHA)が脳を柔らかくして思考能力を上げるためだと言われています

 

細胞膜が柔軟になることでも、神経伝達がスムーズになり、知能が向上すると言われています

 

実際、脳の60%程度は脂質で構成されています

 

つまり、どういう油を摂るかによって、どういう脳ができるのかが決まるのです

 

takumi
これはさっきの話と一緒!

自分の食べたもので脳も作られるんだ

 

となると、トランス脂肪酸の摂取がいかほど脳に悪影響を及ぼすのか想像できると思います

 

トランス脂肪酸の過剰摂取のリスクとして知能を低下させ、学習意欲を消し去ることが懸念される…

 

子供にはできる限り食べさせたくない脂質ですよね…

 

たけぞう
でも、お菓子にもたっぷりトランス脂肪酸…

 

だからまずいんです

 

最近の子は知能も低下して、何をやらかすかわからない…なんてことも話題に上がる昨今ですが、確実に食事の影響が出ていますよ

 

トランス脂肪酸の害を一番受けるのは子供ですからね

 

子供は成長段階ということもあり、常に細胞分裂を繰り返しています

 

成長段階におけるトランス脂肪酸の害は計り知れません

トランス脂肪酸について知ることがスタート

見てきたように、トランス脂肪酸には様々な健康に関する害がリスクが挙げれます

 

人間は食べたもので体ができている、と言われていますが、食べた油で脳や細胞膜ができています

 

細胞から健康を作ることが、薬を必要としない本当の健康を手に入れる鍵ですし、健康レベルを高く保つコツです

 

トランス脂肪酸を摂取することのリスクを頭において、今まで食べていたものの栄養成分表を見直してみてください

 

 

意外と入ってるな…とげんなりするかもしれません

 

それを知ってトランス脂肪酸の摂取量を減らすかどうかは自己判断になりますが、個人的にはおすすめできない油になります

 

自分は良くても、積極的に子供に食べさせる、ということは是非避けていただきたいと思います

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

栄養指導・断食指導者やパーソナルトレーナー、Web事業を行い個人事業主として活動中。 「自然に・気取らず」をテーマとしたNaturally Life【ナチュラリーライフ】な生活を目指しています。