
こんにちは!城本拓実です。
今日は度々質問をいただく「栄養学の学び方」について記事にしていきたいと思います。
これから栄養学を学ぶ予定の方は、こちらで紹介する手順を意識すると効果的な学習が可能です。
それではいきます。
Topics
あなたは何を学びたい?栄養学の種類について知る
まず最初にお伝えしたいのが「栄養学にも種類がある」というお話。

そうです!栄養学はひとくくりにされているけど、実際は○○栄養学というのが多数存在します。
例えば…
- 分子栄養学
- 酵素栄養学
- スポーツ栄養学
などです。
他にも遺伝子だったり、量子学だったりちょっと聞き慣れない色んなタイプの栄養学があります。
まず自分が何について学んでいるのかを抑えておくことは、学びの効率化のためにも大切なこと。
それぞれの栄養学によって提供する対象者も変化してくることも抑えておくと良いです。
例えばスポーツ栄養学はその名の通り、スポーツをやっている子供やアスリートを対象にした栄養学です。
つまり、この栄養学は強度が高い運動をする人に適した栄養学です。
自分が将来的に、「誰のために栄養学を活用したいのか」を勉強する前からイメージしておくことが大切です。
- 高齢のご家族のため
- 小学生にあがる子供のため
- 甲子園を目指し頑張っている高校球児の息子のため
- 病気の自分のため
これが仕事になる・ならないは関係なく、どんな状況にある人のためにこの栄養学という学問を活用していくのか、しっかりとイメージしておくと、どの栄養学を深堀りしていけばよいのかが明確になります。
とても勉強の効率が上がりますのでおすすめです。
僕が一番はじめに学んだのは分子栄養学
僕はいろいろある栄養学の中でも、最初は分子栄養学を中心に勉強しました。
分子栄養学とは、分子や細胞に視点を当てて考えていく栄養学のこと。
人間ってそもそもどうやってエネルギーを生み出して体や脳を動かしているの?

この答えは「細胞」になるわけですが、まさに「細胞レベル」という視点で考えいくのが分子栄養学です。
人間がエネルギーを生み出す本質が細胞にあるなら
- どうやったら細胞が元気になるのか?
- 何をしたら細胞が弱っていくのか?
それを知ることで食事もガラッと変わってきそうですよね!
人間誰しも細胞からエネルギーを作り出していることは共通しているので、様々な場面でも活用ができます。
いろんな年齢の層の食事カウンセリングをおこなう僕にとって、分子栄養学は応用性が高くとても有効活用させてもらっている学問です。
論理的に栄養学を考えていくことも特徴です。
「なぜそうなるの?」と理由が知りたい人にも、栄養学を学ぶ手始めとしておすすめです。
僕もYoutubeはじめた初期の頃は栄養学を勉強したい人に向けていくつか動画を作成していました。
今後もはじめて栄養学を学ぶ・勉強したいと思っている人に向けて楽しい内容を配信していくので是非チェックしてみてください。
栄養学を効率よく勉強するために気をつけること
さて、自分が勉強したい栄養学が決まったら、次は効率の良い栄養学の学び方を知っていきましょう。
ちなみにあなただったらどうやって栄養学を学びますか?
今の時代であれば
- 本
- Youtube
- セミナー
- オンライン教材
このあたりが学ぶ方法として効率が良いとされています。
個人的には、視覚や聴覚などをフルに活用できるオンライン教材やYoutubeはよく活用します。

ただ、気をつけないといけないのはYoutubeの性質上、やはり過激なタイトルやサムネイルを使用しているものが人気動画となりやすいです。
- 3日で痩せられる○○食事法
- 私が10キロ痩せた食事を大公開
- 1日でニキビ・肌荒れが消えた?最強の食事法
こういうタイトルって刺激的で、ついつい僕もクリックしたくなってしまいます。
もちろん、中にはいいお話をしている動画もたくさんあるので、この段階で「タイトル詐欺」と決めるのは早いかもしれません。
しかし、これもYoutubeの性質ですが、専門家向けの深堀りした内容って、言葉も難しくなるので作成者側も平易な言葉を使うことに気を使います。
なので、どうしても内容としては誰にでも伝わる簡単な説明になりやすいです。
栄養学を初めて学ぶ導入として、無料動画を活用することはとても良い学び方だと思います。
しかし、少しつづ栄養学の言語などに慣れてきたら、専門書やセミナー等で情報を深堀りしていくことが大切です。
栄養学を効率よく学ぶ方法
個人的には
- 無料動画でさらっと学習
- 本やセミナーでがっつり深堀り
この①②を繰り返していくことがとても良い学び方だと思います。
本については人間の体の機能を学ぶことをおすすめしています。
このブログでも度々紹介している生化学や生理学を少し学んでいくと、栄養学の理解度が一気に高まります。
あわせて読みたい関連記事👉「本質的な栄養学を学ぶには生化学も並行して勉強したほうが良い理由」
体の機能を知っていくことは、本質的な学習をする上で超重要です。
一流の指導者は例外なく、本質をついた学習を繰り返して体得しています。
自分の学んだことを、ブレずに強い幹にしていくためにも本質的な勉強に挑戦してみましょう。
本で栄養学を学ぶならこれを意識しよう
専門書はYoutubeなどの無料で学べるもの比べて専門用語も一気に増えてきますので、いきなり難しいものを選択してしまうと消化しきれずに終わってしまうケースがあります。
なのでまずは頭に入りやすい書籍を選んでいくことが良いかと思います。

生理学や生化学ってなんだ?って人は「漫画で学ぶシリーズ」がおすすめ!
漫画はストーリー仕立てなので頭に入りやすくて、学ぶことが楽しくなります^^
栄養学を学ぶ上でおすすめの書籍は別記事で紹介しています。
自分に合う本を探してみてください^^
あわせて読みたい関連記事👉「栄養指導者が厳選!栄養学を勉強したい初心者におすすめの本13選」
本格的に栄養学を学ぶならオンライン教材・セミナーへ
ここまで独学で栄養学を学ぶ人におすすめの手順を紹介しました。
勉強の導入の段階ではYoutubeや本が低価格で勉強できるのでおすすめです。
ここまでやった方へ次におすすめしたいのが、栄養学のオンライン教材やリアルセミナーに参加すること。
今まで集めてきた知識をまとめる際に、体系化されたコンテンツに触れていくことが学習効率を一気に高めてくれます。
僕も実際、オンライン、オフライン問わずかなりのセミナーに参加してきました。
良質なセミナーであれば、情報が体系化されていてまとまっているので、手っ取り早く栄養学の知識を身につけていきたい!という人にもおすすめです。
僕が受けた有名どころのセミナーについては自己紹介で書いているので、参考にされてください。
まとめ
栄養学を学ぶ方法をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
手軽さなものからちょっと本格的に勉強していく方法を解説してみました。
個人的にはやはり「原理原則」を意識した学習方法が大切かと思います。
ちゃんと体の機能を学んでいくと、なぜその食べ物が自分には必要なのか・もしくは必要ないのかが科学的に説明できるようになります。

栄養学の勉強はほんとに楽しいです。
栄養学を学んでいくと、自分の食卓が変わってきます。
そうすると体型や体の健康状態も変わってきて、ますます栄養学を勉強することが楽しくなります。
食事は一生していくものなので知っておきたい学問だと思います。
是非、この機会に勉強をはじめてみてください。