
こんにちは!城本拓実です。
栄養学ってホント奥が深いですよね。
毎月新しい本が出ては消え、を繰り返していきます。
1年前までは体に良い、とされていたものが、新しい新書では全否定…なんてことも度々起こります。
僕も何度となく、変化する健康常識には頭を悩まして来ましたが、自分にあった食事法の選び方を身につけてからは、食の選択に迷いがなくなりました。
今日は僕なりの、「自分にあった食事の本の選び方」についてシェアしたいと思います。
考え方は様々ですが、栄養学を勉強したくていろんな本を読み漁っているけど、情報に振り回せている、って人には参考になるかと思います。
Topics
無数に存在する食事法について書かれた本から自分にあった食事法を選択する方法
結論を先にお伝えすると
「生化学ベースで書いてありつつ、誰が書いたものなのかを見ろ」
です。
今回お伝えしたいことはこれだけですが、意味がよくわからない人もいると思いますので解説します。
自分にあった食事法が書いてある本を見つける方法①/生化学や生理機能をベースに解説しているもの
これついては以前のブログ記事でもお伝えしています。
「本質的な栄養学を学ぶには生化学も並行して勉強したほうが良い理由」で詳しく解説していますが、やはり栄養学を勉強していく上で大切なのは、生化学や生理機能を理解することです。
食の情報っていくらでも言えるし、たとえ嘘の情報であったとしてももっともらしく聞こえるんですよ。
「◯◯には発がん性の作用があり、がんになります」
と言われると、なんとなくそういうものなのかな?って思ってしまう人が多いと思います。
でも、どういう作用のもとがん細胞が増えるのか?などを突き詰めていくと、人間の生化学を理解して置かなければ説明がつきません。
エビデンスがないようなスピリチュアル系の情報にも正解はあるのでしょうが、科学をベースに考えるのであれば、どういう作用のもと、そうなるのか説明を付ける必要があります。
その際に、生化学はかなり役に立つのでオススメしています。
なので僕が栄養学を勉強する上でオススメしている本の大半は、「体を根本から理解するもの」です。
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自分自身の体にあった本を探す際は、この「根本ベース」を意識しながら購入すると良いものに出会いやすいですよ^^
自分にあった食事法が書いてある本を見つける方法②/誰が書いたものなのかをチェックしろ
2つ目に意識してほしいポイントは「いったい誰が書いたものなのか」をチェックすること。
栄養学だけに限らず、「学問」には
「表から見ると正解」
「裏から見ると間違い」
というものが必ずありますが、その中でも自分にとって必要な情報を掴むために意識したいことは「自分に近しいライフスタイルの人が書いた本なのか」です。
例えば、お医者さんが「一日3食は食べ過ぎ!2食が最も良い健康法だ!」と言ったとしましょう。
確かに少食にすることでのメリットはありますし、健康につながる栄養の考え方だと思います。
しかし、それを読んだ人がアスリートならどうでしょうか?
通常の人の2倍、3倍と体を動かすアスリートに1日2食は当てはまりません。
どちらかというと、エネルギー不足を防ぐために間食に重きを置き、適切に摂取していくことが筋肉分解を防ぐ上でも大切だと思います。
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どういうライフスタイルの人が書いたものなのか、を意識して参考にしないと、実践不可能なHow to本に出会うことがあります。
食事は知って終わりではなく、体を変えるためには実践しなければ何も変わりません。
どれだけ、完璧に練られた食事法であっても、実践できる内容でなければ何の意味もないからですね(^^;
だからこそ、自分のライフスタイルに近しい人、あるいは自分が実践できる内容のものを選択することが大切だと思います。
まとめ
自分にあった食事とは、理論がしっかりしているものなのは必要不可欠ですが、プラスして自分自身が実践可能で、長期に渡って継続できるものです。
継続してこそ、食事によって体は変わってきますので、続けられるものを選択するようにしてくださいね!
続けていくことで、次の課題(タンパク質が足りないとか、糖質が多いとか)問題が出てきますので、その都度改善していくことで食事内容はより良くなっていきます。
続けられないことには課題にもぶち当たらないので、その点を踏まえて食事の情報に触れていくことをオススメします。
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