こんにちは!食の学校を運営している城本拓実です。
今日はサプリメントの話を少々。
栄養補給をしようと思うとサプリメントは飲んだほうがいいのか?と考えることってあると思います。
あなたなら栄養補給のためにサプリメントを飲みますか?
飲む場合は、どういったサプリメントを選びますか?
いろいろ考えることがあると思いますが、僕が今回この記事でお伝えしたいのは、「サプリメントはあくまでも効率化の道具」だということ。
サプリメントさえ飲んでいれば栄養補給ができているわけでは決してありません。
場合によってはサプリメントは飲まないほうがいいケースもあります。
今日はそんなサプリメントのホントのところについて解説します。
サプリメントは飲まないようがいいって本当?
僕の中での認識は、サプリメントは「あくまでも効率化の道具」
サプリメントは確かに栄養補給を促進してくれるツールだけど、食事に置き換わることはなく、ぶっちゃけ普段の食事がしっかり摂れているのであれば、必要ないとも思います。

そんなお声が聞こえてきそうですが、栄養の摂取のし過ぎもよくないですし、サプリメントによる単一の栄養素を大量に入れることには当然デメリットがあります。
例えば、鉄サプリ。
女性が貧血時によく飲んでいるやつですよね?
このサプリメントの場合、副作用があります。
鉄を大量にカラダに入れることは、正直よろしくありません。
体内で酸化し、フリーラジカルを発生させることがあるからです。
血液の材料である鉄の必要量を確保するためにサプリメントは有効的ですが、こういったデメリットの側面を考えていくと安易に手を出すべきでないとも個人的には思います。
場合によってはサプリメントは飲まないようがいいときもある、このことは、これからサプリメントを生活に取り入れようかと考えている人はしっかり頭に入れておきましょう。
サプリメントは効率化の道具
普段の食事でしっかり栄養補給ができているのであれば、サプリメントは必要ありません。
5大栄養素を確保した食事内容を継続できているのであれば、サプリメントがなくともしっかりカラダと健康を創ることができます。
基本的に
- 米
- 肉、魚、豆
- 野菜
を毎食食べていれば、5大栄養素は充実します。
普段から、いい食事を心がけている人であれば食卓に米、肉、野菜は並んでいることがほとんどなので問題ありません。
こういう人はサプリメントは基本的に必要ありません。
ただ、ビタミンなどは摂取量を増やすことで、健康増進効果が期待できるものもありますので、「よりよいカラダを創る」という意味ではサプリメントを摂り入れることはありだと思います。
あくまでもサプリは栄養摂取の「効率化の道具」です。
道具を使いこなすためには、本人の技量も必要になります。
例えば、大工さんに最新のドリルドライバーを渡したとしましょう。
ベテランの大工さんであれば、多少操作の方法が違っても知識と経験があるので、数分もしたら新しいドリルドライーバーもうまく使いこなすことができますよね?
それに対して、ドリルドライバーを触ったことのない新人の大工さんの場合、知識も経験も乏しいので道具を上手に使いこなせないことが考えられます。
それだったら、シンプルに昔ながらのハンマーを使ったほうが、作業の効率が良いかもしれませんね。
カラダとサプリメントも一緒で、サプリメントをカラダの中で最大限に活用できるのかは、本人の代謝能力や消化能力次第ということになります。
どれだけ大量の栄養素を摂取したとしても、体内で利用できなければ、あるいは体内で利用できにくい状況であればサプリメントの効果は半減します。
「これさえ飲んでとけば…」という魔法のようなサプリメントはありません。
あくまでも「健康補助食品」です。
ここを忘れてサプリメントを無理やたらに摂取した場合、逆にサプリメントの種類によっては体調を崩し、飲まないほうがよかった…ということにも繋がりかねません。
少し視点を広げてサプリメントなどの健康補助食品とはうまく付き合っていくことが大切だと思います。
飲まないほうがいい例
サプリメントを飲まないほうがいい例としては、先程紹介した5大栄養素がまったく普段の食事から補えてないときです。
- 米
- 肉、魚、豆、卵
- 野菜
ちゃんと摂れていますか?
付け足しのような一口だけのようなものではダメですよ?
米→おにぎり1個分
肉、魚→手のひら一枚分
野菜→両手のひらいっぱい
これいくらいが「食べてる」という目安です。
この量が摂れてないのであれば、サプリメントに頼るのではなく、普段の食事内容から改めるべきですね!
まずは炭水化物、脂質、タンパク質の3大栄養素の確保を行いましょう。
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食事が基本。サプリメントは補助。
何度も言うように、食事が基本です。
基本の食事が正しくないのであれば、サプリメントは飲まないほうがいい場合もあります。
サプリメントの効果を得たいのであれば、土台である食事から変えていきましょう。